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こんにちはスタッフの松崎です😊
普段当店で扱っている巻き爪矯正ツメフラ法については記事にしているのですが、今回は世の中に出回っている別の矯正について僕なりに調べてみたので少し詳しく書いていこうと思います。
と、その前に巻き爪矯正の目的についてですがそもそも爪というのは巻いてしまう性質があり、合っていない靴や運動などさまざまな生活習慣などが原因で少しずつ巻いてきてしまいます。巻き爪矯正はそれとは逆に少しずつ爪を広げていくことによってアーチが改善されていくことになります。そのため、すぐにアーチが改善されるわけではなく矯正の種類によって期間はそれぞれですがだいたい数ヶ月長い場合は1年以上矯正終了まで時間がかかります。
次にまず、矯正器具として用いられているものにはワイヤータイプ(マチワイヤ、VHO式など)とプレートタイプ(BSスパンゲ、ペディグラスなど)と市販で多いクリップタイプなどがあります。
ワイヤータイプの多くは巻き爪を専門としている皮膚科や整形外科などで取り扱っており、プレートタイプは私たちのようなフットケアサロンや巻き爪専門サロンや接骨院などで扱われていることが多いです。クリップタイプは市販されているものが多く矯正力はあまりないのとすぐに外れてしまったりと不便なところはありますがたまにお客様から市販のクリップタイプの矯正で痛くなくなりましたと聞くので試してみる価値はあるかもしれません。極めて軽度な方だと矯正器具を使わずに爪のカットの仕方を指導したり食い込んだ部分にコットンを詰めたりすることで改善する場合もあります。
ちなみにおそらく日本で最初に巻き爪矯正が開発されたのは1999年にお医者さんによって開発されたマチワイヤでその4年後に日本のネイリストさんによって開発されたペディグラスがありますが、まだ巻き爪矯正の歴史は浅く25年ほどしか経っておりません。当店で取り扱っているツメフラ法も日本の北海道のお医者さんが2012年頃考案したものなので比較的新しい巻き爪法です。ドイツではVHOやBSスパンゲなどもっと昔から巻き爪矯正は存在していたので足病医学もそうですがやはりドイツなどの方が日本よりフットケアも発展している印象があります。
ここからはそれぞれの巻き爪矯正について説明していきたいと思います。
まず日本で考案されたマチワイヤですが主に医院で取り扱っており材質も非常に強く、強く曲げても折れることはほとんどなく矯正力もとても強いです。ワイヤーを装着するのに爪がある程度伸びている必要があり爪の先端に2つの穴を開けてワイヤーを通して、1、2ヶ月ごとに新しいワイヤーに付け替えながら矯正をかけていきます。
とても強い矯正力がありワイヤーの太さの種類が8種類あり母趾以外の2-5趾にも装着が可能で開ける穴の位置の調整が可能なのでどのような形の巻き爪にも対応ができます。
デメリットはワイヤーが飛び出て当たることがある。爪がある程度伸びていないと矯正をかけることができない。爪の状態によって割れてしまうことがあるなどがあります。
矯正期間が約3ヶ月〜1年ほどで、一度の費用が8000円前後でこの価格は医院によって変わります。
次にVHO式巻き爪矯正ですがこちらはドイツで考案された巻き爪矯正で主にこちらも医院で取り扱っており、爪の大きさや形に合わせてカットして曲げたものを爪の左右に引っ掛けて専用のワイヤーを用いて中央で巻き上げて矯正をしていきます。わかりやすいものだと歯列矯正で使われているものと同じ素材のようです。
爪の奥まで矯正をかけることができワイヤーの太さが3種類あるため親指以外の小さな巻き爪にも対応しており爪に負担があまりないためおそらく爪が割りたりというトラブルも少ないのではないかと思います。
デメリットは初回の費用が比較的高い。
爪の奥までかけすぎると痛みがでる場合がある。
矯正力があまりなく巻き爪が広がりづらい。
矯正期間が1年ほどでワイヤーは2.3ヶ月に一度交換となります。巻き爪が軽度の場合はもっと短い期間で矯正が終了こともあるみたいです。
費用が初回1本15000円、2回目以降が1本10000円というのが費用の相場だそうで医院によって変わります。
次にプレートタイプの矯正でBSスパンゲを紹介いたします。こちらもドイツで考案された巻き爪矯正で主にサロンや医院などで取り扱っています。特殊なプラスチックの板を爪の表面に貼り付けて板の反発力で爪を正しいアーチに戻して行くという方法です。上記のワイヤー矯正のように爪に穴を開けたり爪の端に引っ掛けたりする必要がないので施術での痛みはないかと思います。プレートが半透明で目立ちにくいので装具がついてる感じがなく、爪への負担が少ないため割れたりというトラブルも少なく、爪が短い方でも矯正をすることができて矯正期間中にネイルなどを塗ることも可能なようです。
デメリットは爪の状態によっては矯正力が足りない(その場合プレートを2枚貼るなどの対応が可能だが費用が増える)。
技術者によってプレートが早期に剥がれてしまう。
矯正期間が3〜6ヶ月程度で巻き爪が酷いと1年ほどかかる場合もあるそうです。
費用が5000円〜9000円ほどとサロンや医院によって変わります。
次にこちらは日本で考案された巻き爪矯正法のペディグラスを紹介していきます。
BSスパンゲと同様にプレートタイプの巻き爪矯正で片方がフックになったプレートを矯正をかけたい爪の端に引っ掛けてプレートを倒す力で矯正を行う方法ですが、同じプレートタイプの矯正でもペディグラスのほうが矯正力が強いそうです。透明な装具なのでわかりづらいため目立ちづらく、深爪などのお爪でも対応が可能で爪の根本部分までしっかりと矯正がかけられます。
デメリットは長時間の入浴などで装具が剥がれやすい。
1年以上矯正がかかることもある。
1ヶ月以上矯正をかけたまま放置してしまうと爪が割れてグリーンネイルになってしまうことがあり、必ず1ヶ月の交換が必要。
矯正期間が巻き爪が軽度の場合2.3ヶ月で重度の場合や爪の伸びがあまりにも遅かったりする場合は1年ほどかかることがあるそうなので個人差があります。
お値段設定がかなり複雑でサロンによって差があるようなので1回の施術がざっと平均で1万円から1万5000円ほどのようです。ご興味がある方はお近くの取り扱いサロンをご自身で調べてみてください。
4種類の巻き爪矯正をご紹介しましたがそれぞれに短所や長所がございますが、当店で取り扱っている矯正はツメフラ法とポドストライプという2つの矯正法でツメフラ法はワイヤーでポドストライプはテープの矯正となっております。
2つの矯正の特徴を説明していきます。
まずツメフラ法のメリットは矯正力が強いため爪に掛けられればほとんどの痛みは掛けた瞬間になくなる。
ワイヤーが掛けられれば矯正効果が施術者の技量に左右されることがない。
ワイヤー自体を購入していただくため再発してもサロンに通う必要がなくご自宅で繰り返しご自身で矯正することができる。
サイズが複数あるので大きい爪から小さい爪まで対応可能。
デメリットが爪が弱いと割れてしまうことがある。
ワイヤーを買っていただくため初回のみ少し料金が高い。
根元まで装具が掛けられないので根元の巻き爪があまり広がらないことがある。
厚い爪だと削らないとご自身で掛けられない場合がある。
深爪だとワイヤーが掛けられない。
稀にワイヤーの端が皮膚に当たって痛い。
矯正期間が3ヶ月から長くても6ヶ月ほどがほとんどです。巻き爪が酷い場合はもう少しかかる場合もございます。
当店の場合料金がお爪のケアのコースが4400円(全てのお爪のカットと爪表面と甘皮のケア)+初回ワイヤー代が含まれているため軽度で15400円中度で17600円重度で20900円となっており2回目以降が爪のケアのコース4400円+矯正付け替え軽度で6600円中度で8800円重度で12100円となっております。爪フラ法で通っていただいている方にはお爪がピカピカになるコースが無料でおつきします。
ツメフラ法の最大のメリットはワイヤーをお持ち帰りいただきご自宅で自分で矯正と予防ができることです。
そしてもう一つのテープタイプの矯正ポドストライプですがこちらのメリットが比較的安価で巻き爪矯正を試しやすい。
貼る場所を自由に選べるので根本の方でも矯正ができる。
矯正力が強すぎないので割れたりする心配があまりない。
デメリットとしては爪が厚かったりすると矯正力が足りず広がらないことがある。
施術者の技量によって巻き爪の改善に差が出る。
テープを爪表面に接着させる矯正なので生活習慣や靴に当たりやすかったりたくさん運動する方などは比較的早く剥がれてしまうことがある(1週間以内に剥がれた場合お直し無料)
基本的には2趾〜5趾の小さい爪には貼れない。
矯正期間ですがワイヤータイプの矯正よりもゆっくりと矯正がかかるため改善までお時間がかかる場合がございます。目安としては痛みがなくなり広がれば矯正終了となります。
お値段がお爪のケアのコース4400円とテープの矯正1本につき4400円となります。
なぜ2つの矯正を取り入れているかといいますとワイヤーの矯正が掛けられない(爪が薄くて割れてしまったり短すぎてそもそも掛けられない)場合にテープの矯正をご案内できますしテープの矯正では矯正力がなかなか足りないという場合には爪フラをご案内できるからです。
なのでよっぽどのことがない限り矯正ができないということがないよう2つの矯正を取り入れております。
長い記事となってしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございました。